静岡OAA会報より抜粋

会報No. 104 山行日 1996年10月6日
シリーズ名 第2回三遠ハイク 報告者 新浪瑛子さん
山 名 日本ヶ塚山 HP管理人 参加
山行記  今回は日本のチベットとも呼ばれる一つ、富山村へ。市役所前を7時に出発、佐久間湖畔よりカーブがやたら多くなり、約4時間をかけやっと富山村漆島に到着。
 アキチョウジの咲くぬれ落葉の中を滑らぬよう、遊歩道標識に沿って歩くこと30分で昼食タイム。押出沢を離れ造林の山腹のジグザク道を登り出すと山らしくなり、尾根に出ると急登とアップダウンのきついこと、行けども行けども目的の山は見えずあえぎあえぎ登る。なぜかこの山は私の大嫌いな大きなミミズがあちこちにいてギョッとさせられる。しかも蛇が私の前を横切った時には足が前に出ず、出たのは一声「ヘビー」。そんな中、全山紅葉とはいかないけれど、高度を上げるとあちこち少しづつ色づき始める。シャジンの花が風になびく風情に口元もほころび、稜線のほんとうに急なアップダウンを繰返し頂上に立った時、眼下に天竜川、幾重にも広がる奥三河の山々を眺め気分もさわやかになる。
 下りはOAA独特の一気下り、先発隊が漆島川に冷やした日本酒を取り出し準備万端。バスに乗りちょっと先の井戸川畔に湧く湯の島温泉へ。大自然に囲まれた温泉に浸って心身ともリフレッシュ。
 帰りのバスは今日一日の満足感とお酒と軽妙なお話しで盛り上がり、意外と早く感じる帰途でした。

湯の島温泉
平成4年、富山村の井戸川橋のたもとに掘削された。ナトリウム炭酸泉の村営浴場で露天風呂もあり、火・木曜は16-19時、土・日曜は13-19時が入浴可能。

日本ヶ塚山々頂

アクセスカウンター

更新日:2013/08/23