静岡OAA会報より抜粋

会報No. 93 山行日 1995年11月12日
シリーズ名  第91回 富嶽百景 報告者 仲野時宏さん
山 名 源次郎岳〜恩若峰 HP管理人 参加
山行記  定刻静岡を出発。11月の中旬になるというのに暖かく天気も上々。前回の大丸戸〜大鳥山の話題でバスの中は賑やかだ。精進湖道路を下って行くと左手に新雪で真っ白く輝く白峰三山が見えてくる。初鹿野より天目山地区へ入る、この辺りは景徳院、竜門峡ハイキングコースがあり多勢のハイカーを見かける。
 嵯峨塩温泉の先でバスを降り、その先の農道より歩き始めると道はすぐに行き止まりとなり沢沿いの小径に入る。やがて踏跡は怪しくなり右手の杉林の斜面を日川尾根を目指して登ると、急に明るくなり嵯峨塩林道へとび出る。ここでまたまたメガネを捜しに戻った松浦さんを待つ間に早めの昼食をとる。(今回はメガネがありました)
 日川の谷の向う側には数年前に歩いた小金沢連嶺が真近に見え、その先に大菩薩嶺が大きく見える。5分程で稜線に出る。カラマツとシラカバの原生林の中を快適な道が続く。やがて道は二つに分れ右側は通行止のテープが張ってあり、左手を進むと源次郎岳と大日川峠の分岐へ着く。小さなピークを二つ越えると源次郎岳である。碩上より少し下った所に三角点があった。展望はよくないが木々の聞から今春登った宮宕山から高尾山への稜線が真近かに見える。
 源次郎岳の下りはヤセた岩尾根で慎重に下る。恩若峰まではヤブがひどいと聞いていたが踏跡もしっかりしている。右へ下ると中萩原へ一時間30分と書かれた古い指導標の前を通り30分程で恩若峰へ着く。ここも雑木に囲まれ展望はなし。
 小休止後南西に伸びる尾根を少し下ると、道が二手に別れ左塩山へと書いてあるが、前回のこともあり地図を出して検討した結果右側の急な尾根道を下る。ヤブがひどくなりナタで切り開きながらかまわず下乗野へと向う。ブドウ畑を過ぎると車道へとび出る。バスの待機場所とさほど異らず、今回のお風呂は塩山温泉井筒屋さん。

源次郎岳〜恩若峰

源次郎岳山頂

アクセスカウンター

更新日:2013/08/23