甲斐駒ヶ岳:ピラミダルで峻険な雄峰

シリーズ  日本百名山       次
山 名  甲斐駒ヶ岳(2967m)
山行日  1991年8月4日
参加者  8名(会者山の会主催
歩行時間  7時間30分 (共に休憩含む)
コース 北沢峠テント場→仙水峠→駒津峰→直登コース→甲斐駒ヶ岳→巻き道→駒津峰→双児山→北沢峠→北沢峠テント場

 甲斐駒ヶ岳は、赤石山脈(南アルプス)北端の山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2,967 mの山である。ピラミダルで峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山、新・花の百名山、日本百景などに選定されている。「駒ヶ岳」の名を冠する独立した山は全国に18山あり、その中ではこの甲斐駒ヶ岳が最も高く、木曽駒ヶ岳が2,956 mがこれに続く。

小仙丈ヶ岳で下山中のメンバーと出会う
 会社の山の会のメンバーが仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳の山行計画を発表した。夜行一泊(テント)のマイカー山行、一般参加も歓迎とのこと。しかし、所用で夜行は不可、幸い翌朝出発するメンバーの車に乗せてもらえるとのことで参加を決めた。

 昼前に北沢峠に着く。ここでただ仙丈ヶ岳に登っているメンバーを待っていても詮無いこと、トレーニング代わりに下山ルートをメンバーと出会うまで登ることにした。ちょうど小仙丈ヶ岳のピークでメンバーと出会えた。
 下山中のメンバーと落ち合った小仙丈ヶ岳で一休みし北沢峠に戻り、北沢長衛小屋付近のテント場にテントを張った。
北沢峠テント場

仙水峠手前の露岩帯
 朝食後、テント場を出発する。シラビソ・コメツガの樹林帯を抜け仙水小屋の前を通り露岩帯に出るとほどなく仙水峠、摩利支天が白く聳えている。ここから急登、標高差500mの駒津峰に一気に登る、展望もなく今日のコース中最もつらい登りだそうだ。駒津峰から眼前に見る駒ヶ岳は豪快だ。

駒津峰山頂

迫力ある甲斐駒ヶ岳を望む駒津峰山頂
 駒津峰からは狭い尾根道。登り下りを繰り返し、巻道コースを右に分け直登コースを行く。岩稜帯を登り詰めると山頂に出る。

 広い山頂には不動明王が祀られ、一等三角点が埋設されている。北岳、仙丈、鳳凰三山などの大展望。下山は白ザレの巻道下り駒津峰まで戻る。仙水峠への道を左に分け双児山に向かう。展望のない樹林帯をジグザグに下り北沢峠に戻る。


白ザレの巻道を下る

甲斐駒ヶ岳山頂

甲斐駒ヶ岳山頂より仙丈ヶ岳を望む
推薦山行記:2012/8/5 今日という日を忘れずに アクセスカウンター