幹部は孤独 
 地位があがるにしたがって孤独になる。同僚と机を並べて仕事ができなくなったり、無駄話をしながら、休憩時間をすごせなくなったからだけではない。幹部というものは、その仕事の性質上、心理的に部下からある程度はなれていなければならない宿命をもっている。部下と人間同士として対等にわかり合うことも、部下から正直に振舞われることも、期待することは無理である。課長や役員が彼らの雑談の中へわりこむことは無意味であり、かえって弊害がある。ストレス解消に上役の悪口を言いたいという欲求を奪うことになるからだ。 
出典:『統率力101の法則』大橋武夫  日本実業出版社

アクセスカウンター