電車の見える風景と「あらかわ」散策

シリーズ  駅からハイキング     
コース名  電車の見える風景と「あらかわ」散策
歩行日:期間  2016年10月26日(水): 10/21〜10/30
起点駅  JR山手線 日暮里駅
歩行距離・時間  10.5Km :  4時間
@:日暮里繊維街
 日暮里駅前を起点に4町会にまたがる問屋街。日暮里中央通りを中心に両側約1kmにわたり、服地・繊維製品・服飾関連の小物や付属品の店舗が約90軒並ぶ。国内有数の生地の集積地として、アパレルメーカーから趣味で裁縫をする個人まで全国から多くの人が訪れている。

                日暮里繊維街
A:ぬりえ美術館
  昭和20〜30年にかけて日本で大流行した蔦谷喜一氏による「きいちのぬりえ」を中心に、国内外のぬりえを展示。蔦谷氏の姪である金子マサ氏が館長を務める。自分でぬりえを楽しめる「ぬりえコーナー」もある。

B:尾久の原公園
  大きな工場の跡地に造られた防災公園。多様な生物が生育できる環境づくりを目的に整備されている。芝生広場やトンボ池のほかに、荒川区の木である枝垂桜が約170本植栽されている。中央のトンボ池はトンボの生息地となっており、湿地だった昔の自然が残されている。

ぬりえ美術館

尾久の原公園

尾久の原公園に隣接する隅田川

寶蔵院山門(右が駒つなぎのイチョウか)
C:寶蔵院

  金亀山地正寺と号する真言宗の寺。本尊は虚空蔵菩薩で、阿弥陀三尊板碑や元禄四年(1691)の願文が納められている木造不動明王が祀られている。また、この付近は徳川将軍の“お狩り場”だったところで、将軍の馬をつないだと伝わる「駒つなぎのイチョウ」がある。
D:あらかわ遊園

 明治・大正期にあった広大なレンガ工場の跡地に、大正十一年(1922)に開園した都内初の民営遊園地。元々は滝や池、展望台などを配した庭園だった。現在は動物広場や乗り物広場が人気のファミリー向けの東京23区内唯一の公営遊園地である。

あらかわ遊園

都電荒川線の旧型車両
E:都電荒川線荒川車庫(おもいで広場)
  都電荒川線の車両が集まる車庫で「荒川車庫前」停留場の目の前にある。隣接した「おもいで広場」には、都電の貴重な旧型車両が展示されている。

 都電荒川線の踏切を渡り宇都宮線・高崎線の線路伝いに日暮里駅方面に向かう。尾久駅前を通りたくさんの線路が見える電車のビュースポットを経て西日暮里駅の高架をくぐる。

都電荒川線の現役車両(荒川車庫前付近)

たくさんの電車が見られるビュースポット
F:諏方神社
 元久二年(1205)の創建で、長野県の諏訪大社と同じ建御名方命を祀る。JR山手線沿いの諏訪台にあり、江戸時代には筑波や日光の連山などが見えたことから、景勝の地として知られていた。
建御名方命:たけみなかたのみこと

○:諏訪台通り
  西日暮里から日暮里までの高台の1本道。西日暮里公園、諏方神社、浄光寺、養福寺などが建ち並ぶ格好の散歩道だ。高台の尾根道であり、信号のない細い道なのだが、そこそこの交通量があるのが残念だ。

諏訪神社

養福寺山門

諏訪台通り

下御隠殿橋より
G:トレインミュージアム(下御隠殿橋)

  JR日暮里駅の東西をつなぎ、JRの線路をまたぐ約100mの橋で、平成七年(1995)に架け替えられた。東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線や、宇都宮線・高崎線・常磐線京浜東北線・山手線の在来線、京成線など一日に約2,500本の列車が通る様子を一望できる「トレインミュージアム」としてベンチのある展望スペースが設けてある。

下御隠殿橋:しもごいんでんばし

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