春の青梅 霞丘陵「華回廊」

シリーズ  駅からハイキング  前   
コース名  春の青梅 霞丘陵「華回廊」
歩行日:期間  2016年5月5日(木): 4/5〜5/10
起点駅  JR青梅線 青梅駅〜河辺駅
歩行距離・時間  12Km : 約4時間
@:青梅鉄道公園
 昭和37年(1962)旧国鉄が開設、明治・大正時代に活躍した蒸気機関車をはじめ、鉄道記念物を含む貴重な鉄道車両を屋外展示している。付属する記念館には、模型を中心とした鉄道の解説資料が展示されている。
○:勝沼神社
 勝沼神社は、勝沼乗願寺創建に際して寺の守護神として、勝沼城主 三田長綱が正安三年(1301)、に神明社と称して創建した。明治初年勝沼神社と改称、明治六年村社に列格した。

青梅鉄道公園 屋外展示機関車

勝沼神社

光明寺
○:光明寺
 天寧寺の末寺として天文三年(1534) 開山された。本尊は阿弥陀如来。寺の背後の丘陵は勝沼城(師岡城)があったところで、城山という地名である。

A:塩船観音寺
 大化年間(645〜650)、若狭国の八百比丘尼が千手観音像を安置したことに始まる。「塩船」の名は、周囲が小丘に囲まれて船の形に似ているところから、仏が衆生を救おうとする大きな願いの船である「弘誓の舟」になぞらえて、名付けられた。観音堂へ上る道の両側に巨木杉がある。《塩船観音の夫婦杉》と呼ばれている。左右いずれも巨木で風格があり境内樹叢の中心的存在となっている。

塩船観音寺 仁王門

塩船観音寺 境内(2011/06/15)

塩船観音寺 本堂(国の重要文化財)

塩船観音の夫婦杉
B:霞丘陵ハイキングコース
  青梅市の北側に広がる低い丘陵。ほとんど起伏のないなだらかな尾根道をたどり、塩船観音から七国峠を経て岩蔵温泉郷へとハイキングコースが整備されている。

C:桜並木ハイキングコース
 霞丘陵ハイキングコースの一部であり、立正佼成会西入口〜東入口までの約1qのハイキングコースである。

塩船観音寺隣接の道を霞丘陵へ

霞丘陵ハイキングコース

桜並木ハイキングコース

藤橋城跡
D:藤橋城跡

 築城者などは不明なようだが、戦国時代に北条氏照の家臣 平山越前守虎吉なる武将の居城だったそうだ。現存する遺構は、東西70mx南北60mの曲輪と付属する腰曲輪、土塁、空堀等であり旧態をとどめている。城跡は現在は公園として整備されている。
○:常盤樹神社
 常盤樹神社は、報恩寺境内にあった熊野権現、山王権現等と、常楽院境内にあった若宮八幡宮とを明治二年当地に合社、植竹神社と称したが明治三年、境内に樫の老木のあることによって、社名を常盤樹神社と改称した。

E:報恩寺
 報恩寺は、弘仁十三年(822)延暦寺の僧亮海が開創したと伝えられ、元亨二年(1322)平清綱が再興、天正年間(1573-91)藤橋城主平山越前守重吉が再々興、四院三坊を擁していたそうだ。
 本堂裏に「富士山が見える」と写真付案内板があり、写真と同じ雪化粧の富士山を望むことができた。

常盤樹神社

報恩寺山門

報恩寺本堂(右)と地蔵堂(左)

今寺の一里塚

今寺の一里塚
○:今寺の一里塚

 青梅と川越を結ぶ川越街道の一里塚のエノキである。一里塚が全国的に整備されたのは徳川幕府以降のこと。そこには成長が早く樹勢が旺盛で風に強いエノキが多く植えられたが、道路の拡幅整備でほとんどが姿を消した。このエノキは交通の激しい今寺駐在所前交差点内にあり、都内に残る貴重な一里塚となっている。
○:御嶽神社(塩竈神社・天神社)

 元和二年(1616)蔵王権現を勧請し、新町村の鎮守としたことに始まる。明治の神仏分離に際し、社号を御嶽神社と改める。境内社の塩竈神社は明治十九年(1886) 奥州の鹽竈神社から御分霊を勧請したものである。また、天神社は昭和六一年(1986)太宰府天満宮より勧請したものである。

御嶽神社

大井戸公園
F:大井戸公園
 江戸時代より前に掘られたという井戸。昭和六二年(1987)に最初の発掘調査が行われた。当時、井戸を直接地面から掘る技術がなかったため、地面を大きくくり抜いている。

G:旧吉野家住宅
 江戸時代初期に新町村(現:青梅市新町)を開拓し、代々名主を務めた吉野家の旧宅。昭和五一年(1976)、東京都の有形文化財に指定された。

大井戸跡

旧吉野家住宅

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