新しさと伝統が出逢うまち 吉川

シリーズ  駅からハイキング  前   
コース名  歩いて発見、見て体験
歩行日(期間)  2015年10月25日(10/21〜10/25)
始・終駅  JR武蔵野線 吉川駅
運 賃  大宮〜
歩行距離  11Km
歩行時間  3時間30分

○:吉川市
吉川市は、埼玉県の南東部に位置し、ほぼ平坦な地形である。東は江戸川を挟み千葉県野田市と流山市に、西は中川を挟んで越谷市・草加市と境を接している。平成八年(1996)市制を施行し“吉川市”が新たにスタートした。2015/10/1 現在の人口 70,873人。
 中川、江戸川という2つの川に挟まれた地形をいかした文化が育まれ、川魚料理という食文化が根付き、吉川が“なまずの里”といわれるゆえんとなっている。
 10/25 青空だが風が強い、とてもハイキング日和とは言い難いが、駅ハイの受付に長蛇の列、50人以上は並んでいる。本コース期間中、唯一の日曜日で且つ最終日だからだろう。受付に10分以上かる。

吉川駅隣接の受付 ラッピーランド(ゴール時写す)
@:中川土手

 中川は、埼玉県および東京都を流れ東京湾に注ぐ一級河川。利根川水系の支流である。

 人口急増による生活排水の増加、下水道整備の遅れなどにより20世紀後半に水質がきわめて悪化した。BOD値平均の全国比較でワースト1位(2位は同じ支流の綾瀬川)になった。しかしながら、1990年代から次第に水質が改善されてきたためか、中川では23種の魚類と4種のエビ・カニ・貝類が確認されているそうだ。

中川土手

延命寺
A:延命寺

 永仁三年(1295) 清仙が開基したと伝えられる古刹であり、本尊は“子安延命地蔵尊”である。

 慶安元年(1649) 三代将軍・徳川家光から祈願所として、御朱印地十石を賜っている。

 堂内には、本尊のほかに“正観世音菩薩”や“薬師如来像”も安置されており、元禄十年(1697) から開かれている“武蔵国新西国三十三霊場”の札所一番になっている。
B:芳川神社

  文治三年(1187) 鎌倉時代初期の創建、時の武士団“吉川氏”が、諏訪神社として再興。現在の拝殿は、嘉永三年(1850)に再建された。吉川の総鎮守として現在に至る。

 境内社には八坂神社、古峯神社、稲荷神社、松尾神社、吉川天満宮、水神宮八大龍王、鹿頭大明神が祀られている。

 裏手には旧下妻街道が通り、境内の前方にはタブの木、後方には大楠があり、歴史のある神社である事を伝えている。


関公園
 芳川神社から次のコースポイント永田公園に向かう。関公園前を経て、右折すると田園地帯となり、その角に木工房がある。

○:木工房シン
  コース途中、工場見学をさせてくれる工房。木製の洒落たコースターが贈られた。
 客の予算と要望に応じ、木の性質を知りつくした職人が、無垢材を中心とした特注家具のデザイン・製造から取り付けまで、オーダー家具の直販・家具のリフォームを行っている。

○:駅ハイコースのポイント外(以下同じ)

振り返り見る “木工房シン”

“木工房シン” 前の畦道を永田公園に向かう
C:永田公園

 広さ約2.6ヘクタール、吉川市のほぼ中央の住宅街に囲まれた公園。公園のシンボルである高さ16mの “よしかわ富士” に登ると市内を一望できる。東京スカイツリーもしっかり確認できた。頂上から麓まで、開聞岳と同様螺旋状の道が付けられている。

永田公園のシンボル “よしかわ富士”

“よしかわ富士” 山頂から公園と市街地を一望

頂上まで螺旋状に道が造られている “よしかわ富士”

吉川運動公園
○:吉川運動公園
 吉川運動公園は、調節池を兼ねた公園であり、日陰を作る施設や、風除け、トイレを設置できない。それゆえ施設はシンプル、多目的広場、テニスコート、小さな池の3種類しかない。夏は暑く、冬は寒いため、主に春と秋の活用となる。

○:沼辺公園
 住宅街の真ん中にありながら、春先になるとおよそ100本の桜が一斉に咲き誇る花見のメッカ。

D:吉川中央緑地
 住宅街にあり雨水を一時貯留、洪水を防ぐ調整池を兼ねた公園。

沼辺公園

吉川中央緑地
○:吉川美南駅
 2012年に開業したJR東日本 武蔵野線の駅。2014年度の一日平均乗車人員は2,975人、武蔵野線では最も乗車人員が少ない駅であり、唯一10,000人を下回っている。

E:吉川美南駅前公園

  吉川駅西口ロータリーは、タイル貼りのスペースが造られており“吉川美南駅前公園”と呼ばれている。駅前広場とも言える広大な公園は、遊具などが無いために専ら多目的広場として利用されており、地域イベントの会場になっている。

前方に見える吉川美南駅に向かう

吉川美南駅:陸橋を渡り東口から西口へ

吉川美南駅前公園

美南中央公園
F:美南中央公園
 平成二十二年(2010)開園した公園。特徴は、多目的広場や健康遊具などを整え、中でも小高い丘からは、調整池や多目的広場などを見渡せ、眺望も楽しむことができる。

○:蕎高神社
  蕎高神社の創建年代は不詳だが江戸時代には高富村の鎮守社だった。蕎高神社の祭神は、高木大神と言われ、商売繁昌の神とされている。高木の神とは、高い木に降下する神の意で、その信仰はアジア大陸に広く分布している。
G:金のなまずモニュメント
 市民に親しみのある「なまず」を題材に、親子・漆・金の組み合わせにより、「なまず」からは川、自然、生命力を、「親子」からは絆、やさしさ、平和を、「漆」からは雅、麗しさ、歴史を、「金」からは発展、栄華、未来等をそれそれ表現しています。
設置場所:吉川駅南口
                      【よしかわ観光協会HPより】

H:よしかわ天然温泉 ゆあみ

 吉川駅より徒歩1分の駅前天然温泉。地下1500mより自噴する源泉は毎分1200?。濃い塩化物泉。

蕎高神社

金のなまずモニュメント

よしかわ天然温泉

アクセスカウンター